エンジニア全般

文系未経験からWebエンジニアに就職するまでに行ったこと

reisuta

Webエンジニア | 20代中盤 | 大学時代はGmailすら知らないIT音痴でプログラミングとは無縁の生活を送る → 独学でプログラミングを学ぶ → Web系受託開発企業にエンジニアとして就職 → Web系自社サービス企業に転職 | 実務未経験の頃からVimを愛好しており、仕事でもプライベートでも開発はVimとTmuxを使っているので、VSCodeに疎いのが最近の悩み。何だかんだでやっぱりRubyが好き。

本記事では、私がどのようにエンジニアになったのかについて、
ご紹介しようと思います。

私は現在は自社サービス企業で、
フロントバックエンド問わず開発をしている、
Web系のエンジニアをやっていますが、
ここに来るまでに色々な変遷がありました。

ちなみに、以前下記のようなツイートをしましたが、
この状態は、割と最後の方で、
最初はもっとひどい状態からスタートしていました。

こういった、どうやってエンジニアになったのかということについて、
一つのサンプルとして、ご紹介したいと思います。

未経験でエンジニアを目指されている方の、
参考になる部分もあるかと思うので、
ぜひとも最後まで読んでくださると嬉しいです。

文系未経験の既卒独学スタート

私は、文系未経験で独学で勉強して、
先述の通り、現在自社開発企業のソフトウェアエンジニアとして勤務しています。

今でこそエンジニアですが、
最初にエンジニアを志したときは、
かなりひどい状況(レベルが低すぎる)でした。

具体的には、

  • Gmailではなく、キャリアメールしか使えなかった。
  • PCを開くのは、大学のレポート提出のときのみ
  • エクセルやWordの使い方があまりわからない。
  • エクセルを使える人すげえって思っていた
  • 履歴書をPCで作成するやり方がわからない
  • 大学の情報の授業は、ついていけずトラウマレベル
  • もちろん、キーボードを打つのも超絶遅くタッチタイピングもできなかった。

「いや嘘だろ盛っているだろ」って
よく言われますが、

ガチです。

我ながら恥ずかしいですが、
平たく言えば、おばあちゃんのITリテラシーですね。
(いや下手したらおばあちゃんにも負けていましたね)

とまあ、エンジニアどころか、
一般的な社会人に必要なITスキルすら持ちわせていないレベルでした。
(この話をするとたいてい信じてもらえないのですが、本当にこのレベルでした)

多分未経験からエンジニア勢で、
私より酷いステータスでスタートしている人、
いないんじゃないかっていうぐらいの状況でした。
(いたら教えてください、語り合いましょう。)

大学時代は、文学専攻だったので、
これだけひどいITリテラシーでも学生時代はそこまで困りませんでした。
(卒論は、紙で提出しました)

ただ、この状態なので、就活はやはりうまくいくはずもなく、
どこからも内定をもらえず卒業することになりました。

いわゆる既卒というやつです。

私がエンジニアを志したのは、
ちょうど既卒になったばかりぐらいのことです。

一応大学4年次に、少しだけITスキルを学んだので、
上記のようなひどいITリテラシーの状態は多少は脱してはいましたが、
それでもプログラミングは一ミリもやったことない状態からスタートしたのは事実です。

既卒独学期間

独学期間は、およそ半年ありました。

最初はHTML/CSSから始め、
JavaScript,PHP,Pythonなど色々な言語に手を出すという
典型的な良くない学習で遠回りをしていました。

よくHTMLは簡単と言われますが、
最初にHTMLを学んだときは、
「どこが簡単なんだ」と強く思ったのを今でも覚えています。

そして、JavaScriptなどを学んでも全然わからず、
PHPをやって、やっと少しプログラミングのコツがつかめるようになりました。
ここまでに、大体3,4ヶ月はかかった気がします。

今思うと、JavaScriptって地味に面倒くさい概念がたくさん出てくるので、
オーソドックスのようでいてオーソドックスでもないんですよね。
(非同期処理、コールバック関数、オブジェクト(クラスじゃない方)などなど。そもそも
JavaScriptだけフロントエンドという点でも他の言語と違いが出るのは当然といえば当然だが。)

その点、PHPは比較的素直で、とっつきやすいなというのが、
当時の印象でした。正直私の場合は、ずっとJavaScriptだけやっていたら、
よくわからなくて挫折していたかもしれません。
独学で、自分の好きな言語を学べたので、PHPに手を出すことができたのは、
今思うと良かったなと思います。

PHPに関しては、易しい入門書があったのも大きかったです。
下記の記事でも紹介しましたが、
「気づけばプロ並みPHP」という本は、
この時期では最もわかりやすく理解できた本でした。

参考【技術書マニア厳選】エンジニア必読、技術書おすすめ26選

エンジニアにおすすめの技術書 書籍学習は、エンジニアの嗜みみたいなところがありますが、 良書というものは、意外とそこまで多くもありません。 そこで本記事では「技術書マニアの筆者が厳選した技術書20選」 ...

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独学は、挫折率が高いと言われていますが、
私の場合、最短ルートにこだわらず、
あえてJavaScriptからPHPに寄り道したのが、
結果的に良かったなと思います。

https://www.sejuku.net/blog/109190

なんだかんだで、プログラミング言語との相性もあると思うので、
合わないなと感じたら、他の言語に手を出してみるのも手段の一つだと思います。

ドットインストール

このとき、私が主に使っていた、
学習ツールは、書籍とドットインストールというサイトでした。

https://dotinstall.com/

ドットインストールは、
色々な分野を、浅く勉強できるのが最大の魅力です。
よくProgateなども、未経験の人は、
使っていることが多いと思いますが、
Progateは環境構築を学べないので、
個人的には微妙かなと思います。

ドットインストールは、
動画をただぼーっと見ているだけでは、
身につきませんが、自分で手を動かして、
環境構築とかもすれば、Progateよりも実践的だと思うので、
おすすめです。

私も当時は、ドットインストールで
色々勉強していました。


私の場合、ドットインストールで少し勉強したぐらいの状態で、
何回か面接を受けたのですが、
コーディングテストで落ちまくりました。

あの超簡単なコーディングテストで有名な、
Fizzbuzzでさえ、落ちました(笑)

その時、まだ一つの言語もマスターしておらず、
つまみ食いばかりしていては、
太刀打ちできないなと感じたのを覚えています。

そこで、そうしたコーディングテスト対策として、
次は、競技プログラミングをやることにしました。

競技プログラミング

競技プログラミングでいえば、
AtCoderがいちばん有名かと思います。

https://atcoder.jp/

私も、例にもれずAtCoderをやりました。

AtCoderにある、最初はC++のチュートリアルを進めましたが、
さっぱりわかりませんでした笑

C++って、シンプルに難しいんですよね。
今学習したとしてもしっかり理解できるか怪しいです。

なので、実務未経験者が手を出す言語ではないですね。

それでC++ではだめだと感じ、
二番目に人気があった、Pythonで競技プログラミングに取り組むことにしました。

Pythonは文法がシンプルだったので、実務未経験の当時の私でも、
比較的とっつきやすかったです。

それからは、Pythonの学習に的を絞り、
競技プログラミングの学習と並行して、
Djangoと、Pythonの文法、アルゴリズムなども学んでいたりしました。

競技プログラミングをやると、
周りの人のレベルが高すぎて結構心が折れそうになりました。

ネット上だと、コンテスト5回目ぐらいで、
茶色になったとか、文系未経験数学苦手だけど、
6回目で茶色になったとか、そういう方が多い印象でした。

私は、コンテスト12回ぐらい参加しても、
レーティングは、200ぐらいまでしかいかず、
結局ずっと灰色でした。

こういう現実に直面すると、
「自分はやはり向いていないのかな」と思うことも、
結構ありました。

しかし、実務を経験した今だからこそ、
はっきりわかるのは、
競技プログラミングのスキルと実務でのプログラミングスキルは、
必ずしも一致しないということです。

競技プログラミングの場合、地味に国語力も求められますし、
計算量の見積もりや、いかに解法を思いつくかみたいなスキルが必要なのに対し、
実務では、フレームワークをクリーンコードで記述できるかのような側面が
重要になっていきます。

正直、現役エンジニアで競技プログラミングを
やっていない人の方が多いです(笑)

なので、競技プログラミングで良い成績を出せないからといって、
エンジニアを諦める必要は全く無いです。

競技プログラミングのスキルは、
基本的にアルゴリズム、国語力、数学力、
解法ひらめき力、最後に実装力のような感じかなと思うので、
実務とは、なんだかんだ違います。

そんな競技プログラミングですが、
これに取り組んだこと自体は間違いなく役に立ちました。

まず、コーディングテストには落ちなくなりました。
実務未経験の状態で、チームラボのプログラミングテストを受けましたが、
普通に通りました。(チームラボは二次面接で落ちましたが)

あとは、Paizaとかのスキルチェックでも、
Aぐらいまでは出せるようになったので、
応募できる企業が増えたという利点もあります。

それに最大の利点は、Pythonという一つの言語を使って、
取り組んだので、一つの言語をマスターするというかねてからの目的を
達成できたことです(マスターというのは、実務未経験のレベル感でのことです)

また、実務に入ってからも、
競技プログラミングを才能がないながらも、
ゴリゴリやっていたおかげで、
同じ未経験入社の人よりも、
実装力やプログラムを書く力があるねと、
先輩エンジニアに褒めてもらうことができました。

正直、ネット上にいる、
競技プログラミングの猛者たちが、
頭良すぎるだけで、
大半の人は灰色レベルなんじゃないかなと思います。

現職で、情報系の学部を出た、
輝かしい経歴の新卒の子が書いたコードなどを見ても、
競技プログラミングをやっている自分からしたら、
信じられない部分でつまづいているなと感じたこともありました。

当時灰色の私ですら、こう感じるのですから、
緑以上のひとは、どうなってしまうのでしょう(笑)

いずれにしろ、実務未経験のときに、
競技プログラミングをやっていたことは、
基本的なプログラミングスキルを磨く上で
大変役に立ちました。

資格取得 LPIC level1とITパスポート

競技プログラミング以外に、
実務未経験のときに行ったことの中に、
資格取得があります。

この実務未経験のときに、
LPIC level1とITパスポートを取得しました。

ITパスポートは、正直対して意味なかったですが、
LPIC level1は、とても勉強になりました。

ITパスポートは、会社で取らされることが多いと思いますが、
私も、内定辞退した会社の最終課題で、
ITパスポートの取得が命じられ、やむなく取得しました。

今思うと、ITパスポートを取得しないと、
入社させないというスタンスだったので、
まあまあのブラック企業かつ、体制が古い企業だったと思います。

LPIC level 1も同じ会社に命じられた資格だったのですが、
こちらは奇しくも、めちゃくちゃ役に立ちました。

結局、資格取得を命じた会社自体は、
とっとと内定辞退しましたが、
LPIC level1の取得は、
私の世界を大きく広げてくれたのを今でも覚えています。

まず、Linuxの世界にハマりました。

私のブログ名が、フルスタックLinuxプログラミングとあるのも、
実は、原点にLinuxに感動したからというのもあります。

私がVimと出会ったのも、
このLPIC level1の学習の際です。

Vimに惚れて、Linuxに惚れて、
一気に私は、Linuxの世界が楽しくなりました。

なので、就職するときに、
Linuxのサーバーエンジニアの方面に進もうかとも結構迷いました。

ただ、競技プログラミングをやっていたのもあり、
私は、プログラミングスキルとLinuxの両方をやっていきたいという思いもあり、
開発系に進むことにしました。

今思うと、この選択は正しかったと思います。
サーバー系に進んでいたら、
Linux自体には詳しくなれたかもしれませんが、
NeovimのようなモダンなVimで開発などすることもなかったでしょうし、
プログラミングを続けることもなかったと思います。

それに、サーバーエンジニアは、
クラウドなどを除くと、
割とレガシー化もしているので、
転職リスクも企業によってはあるなと思います。

特に、実務未経験の状態で入社する、
サーバーエンジニアは、大半は保守運用などに回されることが多く、
スキルを伸ばしにくいキャリアになっていたかもしれません。

その点でも、私は開発系に進んでよかったと思います。

Linuxは、Webエンジニアにとっても、
必須の知識です。

LPIC level1は、これだけは知っておきたいLinuxの基本を学べるので、
未経験の人は、取得を検討してみてもいいのかなと思います。

ポートフォリオ作成

さて、そんなこんなで、
私は資格取得をしたり、
競技プログラミングをしたりと執心していましたが、
肝心のポートフォリオを作っていませんでした。

ポートフォリオの作成よりも、
競技プログラミングや、Linuxの方が楽しかったというのが本音です。

ただ、ポートフォリオがないと、
未経験だと何かと厳しいので、
8月ぐらいに作成に取り掛かりました。

私は、Pythonでゴリゴリ競技プログラミングをやっていたので、
ポートフォリオもPythonでやりたいという思いが強かったので、
Python WebフレームワークのDjangoで作成しました。

簡単な性格診断アプリのようなものを作りました。

今振り返ると、かなりクオリティ低かったと思います。

JSフレームワークは、
使いませんでしたし、もちろん
Dockerなんかも使っていません。

まあそれでも、無いよりはマシだっと思います。

私のときは、これぐらいのクオリティでも、
ギリギリ滑り込めましたが、最近は、
実務未経験者に対するハードルが高くなっているようで、
ポートフォリオに求められる水準も上がっていると聞きました。

なので、私は運が良かったです。
今わたしが未経験だとして、
就活していたら、果たして就職できていたかどうかと
感じます。

内定先との面接

さてそんなこんなで、
内定をもらうことになる会社の面接を受けました。

ここは、私が入社したところですが、
Web系の自社受託開発の会社でした。

これだけ聞くと、まあまあ入社難易度高そうですが、
ここは、未経験者も採用するというスタンスのところでした。

この会社を受けているときは、
まだポートフォリオは完成していなかったんですが、

結局ポートフォリオが完成しないまま、
内定をもらうことができました。

入社したここの企業の面接では、一度もポートフォリオを
掲示せずに終わりました(笑)

決めては、面接官との相性と、
技術に対する興味でした。

というのも、その会社の一次面接の際に、
色々技術的な質問をされたのですが、
釈然とした回答ができませんでした。

もう落ちたなと思っていました。

黄昏の風景


ただ、面接終了間際に、
「何か趣味はありますか?」と聞かれて、
音楽の話をしたら、その面接官の方と打ち解けて
最終面接に進むことができました。

超絶ラッキーでした。
もし違う面接官なら落ちていたでしょう。

ぶっちゃけ実務未経験の状態だと、
運とかの要素も大きいかもしれません

最終面接は、技術が好きかどうかを聞かれ、
私の場合は、Linuxを普段使いしている旨と、
今まで独学でプログラミングをやってきたことを
色々話したら熱意が伝わったようで、
ギリギリで採用してもらえました。

ギリギリの理由としては、
一週間半ぐらい音沙汰がなく、
こっちから「どうでしょうか?」と連絡をしたら、
「選考に時間を要しましたが、たった今通過として決定しました」と、
なんとも悩ましい採用だったからです。

ポートフォリオは正直あんま関係なかったです笑

こうして、ギリギリでエンジニアの世界にすべりこめました。

自社サービスに挑戦

そうして、内定をもらうことはできたのですが、
このあたりから、自惚れ始めて、
「自社サービスも受かるんじゃね」と思うようになりました。

正直、同時進行で自社サービスもいくつか受けていたのもあり、
そちらの結果を見てから、内定承諾をしようと思いました。

ポートフォリオは、この自社サービスの面接で、
使用しました。

一社目は、まあまあ有名な某メガベンチャーですが、
採用難易度はそこまで高くない、あそこです。

二次面接まで行きましたが、
企業風土とのアンマッチと、
技術面接で、同社のレベルに達していないと
判断され、落ちました。

まあ今思うと、あのポートフォリオなら、
そりゃそうだなという感じです。

二社目は、正確には事業会社ではありませんが、
某イケイケWeb系受託開発をしているメガベンチャーです。

ここも二次面接で落ちました。
まあ、ここは、もちろん技術水準に達していないという
点もあったと思いますが、面接官との相性が悪かったというのも
あったと思います。

全く話が盛り上がりませんでしたし、
どうにもとっつきにくい感じの人でした。

というわけで、見事に両方落ちたので、
最初に内定をもらった会社に入社しました。

実務に入ってみて

そうして、就職したのですが、
当然といえば当然ですが、
実務のレベルは高かったです。

私がそのとき、就職したのは、
Web系の受託開発企業でした。

実務未経験にしては、良い環境で
プライム案件も多く、しっかり開発の経験を積める上に、
週四リモートワークができる、自由な社風の会社でした。

とはいえ、最初の研修の時点から躓くことが多くて、
わからないことだらけでした。

研修ではRubyとRailsをみっちりやらされたのですが、
どちらも独学のときにやっていなかったので、
初めての部分が多く結構苦労しました。

あと、地味にGitなどについても、
改めて学習して、かなり勉強になりました。

あと、PR形式でレビューを先輩エンジニアにお願いするという形式も
独学ではなかなか経験できないものだったので、
大変刺激的でした。特にテストコードなどは、
このとき存在自体も、書き方自体も初めて学びました。

研修なので、厳密には実務ではないですが、
後にも先にも、あそこまでみっちりコードレビュしてくれたことは、
ないような気がします。

この研修で、実務のプログラミングと、
独学のプログラミングの大きな違いを学ぶことができました。

具体的には、

独学 実務
スタンス なんとなく動いたで書いている 挙動を説明できないコードを書いてはいけない
テストコード もちろん書いてない 書くのが一般的
参照のスタンス Qiitaとか、調べて一番最初に出てきたものを理解しないまま片っ端から試す 公式ドキュメントを参照し、理解出来ないコードを安易にコピペしない
使う技術 プログラミング言語とフレームワークとgitなど限定的 プログラミング言語、フレームワーク以外にも、様々な周辺技術を使い、管理する。
コード 命名などが汚く、冗長な部分が多い 命名を洗練させ、冗長な部分をクラスや関数などにする

これ以外にもたくさんあるでしょうが、
こういった独学から実務へのマインドチェンジをこの研修で
行うことができたのは、かなり大きい成長だったなと今でも思います。

独学のときは、それはそれで大変でしたが、
実務を経験して、いかに自分がひどいコードを書いていたのか痛感しますね。

この研修のときに、
メンターをしてくれたエンジニアの方の
教えてくれたことは、本当に勉強になりました。

やはり誰かに教えてもらえるって最高ですね。
今思うと、プログラミングスクールも全然ありだし、
近道なのかもしれないと思うぐらいです。

ちなみに、おすすめのプログラミングスクールについては、
下記の記事で紹介しているので、興味がある方は、
ご参考ください。

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文系未経験なら最低でも半年はほしい

さて、ざっと独学期間から最初の企業の転職まで振り返りましたが、
いざ文系未経験からエンジニアを目指すなら、
最低でも半年の学習期間がほしいと考えます。

なぜなら、

注意ポイント

  • 最低半年勉強しないとプログラミングに慣れようがない
  • 試行錯誤した経験が必要
  • 学習分野が多いのと、半年未満では短すぎる
  • そもそも技術が好きなのかどうか見極める期間としても重要

実務未経験の場合、
ポテンシャルを感じさせることが重要です。

そのため、ポートフォリオよりも、
「この人はいずれエンジニアとして戦力になってくれる」と
面接官に思わせなくてはいけません。

そのためには、半年ぐらいは、
技術に向き合って、それに対する熱意を語れるぐらいにならないと
難しいでしょう。

ただ、長すぎても、
実務デビューが遅れるだけなので、
せいぜい半年から一年ぐらいがベストでしょう。

ただ、今思うと、必ずしも独学でエンジニアを目指すよりも、
就職難易度が低いSESなどに就職して、
手っ取り早く実務経験を積んでしまうのも戦略の一つだなと思うようになりました。

エンジニアになるために必要なマインド

エンジニアは、働きやすい環境が多いので、
それに魅力を感じて、目指している人も多いかと思います。

ただ、エンジニアは、想像以上に一日中PCと向き合って、
プログラムと向き合う仕事です。

そういうことが苦にならない人じゃないと、
続けるのは難しいかもしれません。

それに、長期的には、
技術に対する興味がないと、
続けられないと思います。

なので、エンジニアを目指している方は、
「自分はどういう技術を極めていきたいか」ということを
しっかり答えられるようにしておくべきだと思います。

面接でも、どのような技術が好きか聞かれることもあるかと思います。

もちろん、企業のスタンスによっても異なるので、
未経験の場合、技術に対する熱意よりも、
論理的思考とかを重視するという企業もあります。

ただ、自社サービスとか、技術に強い会社に就職しようと思ったら、
何らかの形で技術に対する質問はしてくるはずです。
(そして大抵、そういう企業が働きやすい企業だったりします。)

好きな技術とか、
今興味がある技術はありますか?という質問に対し、
「AIとか自動運転に興味があります」みたいに答えてしまうと、
「それは大抵の人が興味があるって答えるし、誰でも知っている技術なんだよな」
という印象を与えかねません。

もちろん、AIや自動運転について、
専門的に研究されている方であれば、
上記のように答えても問題ありませんが、
そうでない場合は、避けておいた方が良いでしょう。

もちろん、正解などない質問ですが、
私だったら、「LinuxやVimなどが好きなので、最近はWindows PCに
ubuntu desktopをインストールして、この面接もこのubuntuで受けています。プログラム開発に際し、
Vimを使用しているのですが、より開発効率を探求するために、AstroNvimや、プラグインなどの
模索にハマっております。」

のように答えます。

中途採用の面接だったら、上記だとそこまで好印象でもないかもしれませんが、
実務未経験者に対する質問の回答としては、十分な回答だと思います。

重要なことは、好きな技術が好きで、どういうことをしているのか、
語れるとベストです。みんな自分の好きなことであれば、
一心不乱に語り始めると思いますが、それと同じことができれば、
完璧です。

技術フリークな人は、歓迎されるので、
それっぽく見せましょう。(まあ見抜かれることも多いので、
ほどほどが一番ですが)

勉強するべき分野

さて、最後に具体的に、
どういう勉強をしたらいいのか触れます。

例えば

  • プログラミング言語一つ
  • フレームワーク
  • HTML/CSS JavaScript
  • Linux
  • Git
  • Docker
  • SQL

絞ったらこれぐらいですが、
これ以外にも勉強しておくに越したことはないものは、
たくさんあります。

私の場合、Vimとかも勉強していました。
(Vimの解説記事は、たくさんあげているので、
良ければご参考ください。)

https://reisuta.com/category/cli-tool/

これらをちゃんとまなぼうとしたら余裕で
半年以上はかかると思われる。

どのようなエンジニアを目指すかによっても、
変わってくると思いますが、
上記の勉強は必要になるでしょう。

未経験からエンジニアを目指すのに必要な勉強の詳細については、
既に紹介しましたが、下記の記事でも言及しているので、
こちらもご参考ください。

参考【未経験からエンジニア】プログラミングスクールおすすめ5選

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Webエンジニア | 20代中盤 | 大学時代はGmailすら知らないIT音痴でプログラミングとは無縁の生活を送る → 独学でプログラミングを学ぶ → Web系受託開発企業にエンジニアとして就職 → Web系自社サービス企業に転職 | 実務未経験の頃からVimを愛好しており、仕事でもプライベートでも開発はVimとTmuxを使っているので、VSCodeに疎いのが最近の悩み。何だかんだでやっぱりRubyが好き。

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