フロントエンド

【TypeScript環境構築手順】nvm経由でのNode.jsインストール

Node.jsインストールTypeScript

reisuta

Webエンジニア | 20代中盤 | 大学時代はGmailすら知らないIT音痴でプログラミングとは無縁の生活を送る → 独学でプログラミングを学ぶ → Web系受託開発企業にエンジニアとして就職 → Web系自社サービス企業に転職 | 実務未経験の頃からVimを愛好しており、仕事でもプライベートでも開発はVimとTmuxを使っているので、VSCodeに疎いのが最近の悩み。何だかんだでやっぱりRubyが好き。

TypeScriptの実行環境を作るには、
Node.jsを入れる必要がありますが、
意外とNode.jsを入れたりするのは、
面倒だったりします。

なので、本記事では、
Node.jsのインストールからTypeScriptの
実行ができるまでを目指して、解説します。

Node.jsインストール

公式サイト(https://nodejs.org) で推奨版を
ダウンロードするやり方もありますが、
Node.jsはバージョンを切り替えることが割とあるので、
最初からバージョンマネージャーを入れてしまったほうが早いかと思います。

個人的な印象ですが、Node.jsは
バージョンによるエラーが出たり出なかったりということが
割りと多い印象があり、スピーディにバージョンを切り替えられるかどうかは、
開発体験にも影響するでしょう。

Node.jsバージョンマネージャーは色々ありますが、
ここでは、nvmを使います。

nvm

公式サイト(https://github.com/nvm-sh/nvm) を見ると、
下記のコマンドでインストールできるようです。

curl -o- https://raw.githubusercontent.com/nvm-sh/nvm/v0.39.2/install.sh | bash

執筆時点のコマンドなので、
うまく行かない場合は、公式の方のコマンドも試してみてください。

インストールしただけだとPATHが通っていないので、
PATHも公式に従って通してみます。

export NVM_DIR="$([ -z "${XDG_CONFIG_HOME-}" ] && printf %s "${HOME}/.nvm" || printf %s "${XDG_CONFIG_HOME}/nvm")"
[ -s "$NVM_DIR/nvm.sh" ] && \. "$NVM_DIR/nvm.sh"

ちゃんとインストールされたか確認する場合は、
下記のコマンドを打ちます。

nvm -v

インストールされたversionが返ってくれば問題ありません。

早速、nvm経由でNode.jsをインストールしたいので、
まずはインストール可能なversionの一覧を見てみたいと思います。

下記コマンドで確認できます。

nvm ls-remote
Screenshot 2022-12-03 at 18.19.37.png

たくさん出てきますね。

LTSと横に書いているやつは、
Long Term Supportの略なので、
メンテンスがしっかりしているかと思います。

なので、基本的にはこのLTS系を
インストールすることが望ましいです。
(あえて不安定なversionでバグを見つけたりして、
遊びたい人を除く)

とりあえず、LTSで一番最新の
v18.12.1をインストールしてみます。

あるバージョンのnode.jsをインストールする場合は、
下記のようなフォーマットでコマンドを実行します。

nvm install v18.12.1

ちゃんとインストールできたか確認します。

nvm ls
Screenshot 2022-12-03 at 18.24.27.png

こんなふうに、
システムの上らへんに、
今インストールしたversionが出ていれば、
インストールされている。

上記の図だと、v18.12.1と表示されていますね。

ちなみに、->で指しているところが、
現在のNode.jsのversionになります。

最後にNode.jsのバージョン確認で、
定番の下記コマンドを実行してみます。

node -v

上記を実行すると、同じversionになっているはずです。

以上で、Node.jsをインストールすることができました。

ただ、nvmの強みは、
様々なバージョンを管理できることにあるので、
他のバージョンに切り替えられなきゃ意味はありません。

使うversionを切り替えたいときは、

nvm use v18.12.1
nvm use system

のようにuseを使えば切り替えることができます。

TypeScript環境構築

Node.jsの導入ができたので、
次にTypeScriptの環境構築をしようと思います。

まずは、package.jsonを作ります。

npm init -yes

上記は、package.jsonを作成してくれるコマンドです。

作成したら早速、
TypeScriptをインストールしてみます。

npm install --save-dev typescript @types/node

※なぜかはわからないが、コピペしたやつをそのまま実行しても上手く行かないときがあるので、
その際は、直打ちして試してください。

TypeScriptがインストールできたら、
コンパイラに関する設定ファイルである、
tsconfig.jsonを作成します。

npx tsc -init

tsconfig.jsonの設定の詳細はさておき、
一旦これでもうTypeScriptを動かすことはできます。

適当なTypeScriptのファイルを作ってみます。

TypeScriptの詳細な文法については、
下記のような記事もご参考ください。

TypeScript変数完全解説
参考【TypeScriptの変数】let/constと変数として使えないもの

TS Playground TS Playgroundは、TypeScriptを試すことができるサンドバッグ的環境。 通常、プログラミング言語の学習などをする際は、自分のPCに実行環境を構築する必要が ...

続きを見る

const hello: string = "Hello World"
console.log(hello)

このファイルをコンパイルします。

npx tsc

index.jsというファイルがあれば、
それがコンパイルされたファイルになるので、

node index.js

とすれば、Hello Worldと表示されるはずです。

ちなみに、いきなりtsファイルを実行するには、
ts-nodeを使います。

npm install --save ts-node

インストールできたら、

./node_modules/.bin/ts-node index.ts

でHello Worldと表示されます。

  • この記事を書いた人
  • 最新記事

reisuta

Webエンジニア | 20代中盤 | 大学時代はGmailすら知らないIT音痴でプログラミングとは無縁の生活を送る → 独学でプログラミングを学ぶ → Web系受託開発企業にエンジニアとして就職 → Web系自社サービス企業に転職 | 実務未経験の頃からVimを愛好しており、仕事でもプライベートでも開発はVimとTmuxを使っているので、VSCodeに疎いのが最近の悩み。何だかんだでやっぱりRubyが好き。

おすすめ記事はこちら

Vim/Neovimプラグイン 1

プラグインをどれだけ入れるかは、その人の思想なども関係するので、一概にこれがいいというのはないかもしれません。 プラグインを全く入れない人もいれば、100個以上入れる人もいます。 ただそれでも、これだ ...

VimとNeovimの比較 2

本記事では、VimとNeovimの違いについて、解説します。 VimとNeovimの違いについては、普段頻繁にVimなどを使う方でなければ、正直、あまり気にしなくてもいいかなと思います。 ただ、Vim ...

Ruby変数やすべてがオブジェクトについて 3

本記事は、Rubyの基礎文法である、変数や真偽値、論理演算子に触れると同時に、「すべてがオブジェクト」というRubyの特徴的な思想についても解説します。 この思想は、Rubyの文法の根幹になっているの ...

4

エンジニアにおすすめの技術書 書籍学習は、エンジニアの嗜みみたいなところがありますが、 良書というものは、意外とそこまで多くもありません。 そこで本記事では「技術書マニアの筆者が厳選した技術書20選」 ...

5

エンジニアになるには? プログラミングは、専門性が高く自分一人で勉強するのが大変に感じることも多いですよね。 そこで本記事では「おすすめのプログラミングスクール5選」を特徴と、現役エンジニア目線で優れ ...

-フロントエンド